お客様あっての「研ぎ」だから
松戸の刃物・包丁研ぎ師:研ぎ忠のホームページにお越し頂き、誠に有難うございます。
研ぎ師の岡田忠志です。
気がつけば刃物を研ぎはじめてから50年が過ぎました。
50年かけて岡田は、「お客様の立場になって研ぎの技量を発揮しなければ、本物の研ぎでは無い」との思いに至りました。
「切れ味を最高に研ぎあげれば、使う人が喜んでくれる」
そう、ずっと思っていたんですが、そうじゃなかったんですね。
包丁をお使いになる方の年齢・体力などよく考えて研いでいきます。
その上で、「刃物本来あるべき形」に直してから「研ぎ」に入るわけ。
そして、一丁、一丁、心をこめて仕上げていきます。天然の仕上げ砥石を使っての完全手仕上げです。
だから、言っちゃなんだけど、岡田の研いだ包丁は切れ味が違うよ。
よく切れて、調理する時にストレスがかからない、使っていて楽しくなる包丁。
しかもその切れ味が長持ちするから、どんどん愛着がわいてくるから。うん。
刃物研ぎを通じて、たくさんのお客様との交流がありました。実に感慨深いですね。
「包丁ってこんなによく切れるものなんですね。感動しました。」
岡田の研いだ包丁を使ったお客様はよくそうおっしゃられます。
砥石で擦れて、手がボロボロだけど、お客様の喜ぶ顔を見るとそんなことはどうでも良くなっちゃうんだよね。うん。
また、頑張っちゃうんですよ。へへ。
時代もどんどん変わって、100円で包丁が買えて、使い捨てていくスタイルが一般的になったんだけど、
便利になったな。と、思う一方、「大切なもの」が置き去りにされてきた気がしてならないんだよね。
たかが包丁なんだけど、こういう生活に密着した道具って、大事に愛情を持って使ってあげると、何か返してくるんだよね。
家族みたいな感覚かな。物なんだけど。何か語りかけてくるようになるんです。
愛着のわいた包丁で、家族においしい料理を作ってあげる。
ささやかな事なんだけど、「大切なもの」って、こんなところに隠れていると思うんだよね。うん。
愛情を持って包丁を使ってあげるとね、包丁もそれに必ず応えてくれるから。
それはね。ほんと、人も物も同じなの。愛情を持って接しているとね。
わざわざ、この「研ぎ忠」のホームページにお越しいただいた皆様とは、家族や物を大切にする強い思いで共感しあえると思っているんだよね。へへ。ちょっと照れるけど。
ならば、「最高の研ぎの技術」で岡田がお応え致しますよ。もう、よりをかけちゃうよ。